About
Tenchijin EO Marketはだいち4号の衛星データを簡単に廉価で購入できるオンラインプラットフォームです。
Tenchijin EO Marketはこれまでの衛星データ販売の形をより気軽にして、多くの方に手に取ってもらうべく新たな販売方法を作成しました。従来のJAXAデータに加え、任意の場所を指定して購入できるデータセットを新たに追加。1シーンずつの販売だったものを10kmで¥4,000というお求めやすい価格で提供しています。さらに手順が多く専門知識がないと利用が難しかった販売手順を、誰にでも購入しやすい、わかりやすいUIの販売サイトを設計。好きな部分だけ最低限の範囲で購入ができるので予算もグッと抑えることができます。今まで「個人で研究に使いたかった」「興味があって欲しかった」というライトユーザーの方が手軽に購入できる、衛星データ販売サイトが完成しました。
Service
だいち4号の衛星データを用途に合わせて2種類のプランでご提供しております。
Plan
「Tenchijin EO Market」は衛星データを用途に合わせて便利に購入できる2つのプランをご用意しています
PALSAR-3 5mモザイク
(日本の一部地域限定)
今までの衛星データ販売は手順が煩雑・専門性がないと利用が難しいといった問題がありましたが、それらを解決した簡単・便利・迅速な天地人オリジナルの衛星データをご提供します。
1
使いやすいUI・簡単なデータ取得プロセス
Tenchijin EO Marketでは簡単な取得プロセスと誰にでもわかりやすいフレンドリーなユーザーインターフェースを実現!研究者や研究機関でなくとも直感的に利用できるUIでデータをご提供。専門知識がなくてもご利用できます。
2
欲しいサイズだけ購入
今までは…
50×70kmなど決まった1シーンごとの購入で、好きな単位では購入ができませんでした。
EO Market
10kmごとのお好きなサイズでカスタム可能。欲しい分だけ購入することができます。
衛星データを購入する場合、今までは1シーンあたり(50×70㎢)単位での購入でしたが、Tenchijin EO Marketは好きなサイズに加工して購入することができます。例えば80kmや120kmといった単位でも購入いただけます。
3
お求めやすい価格
PALSAR-3 5mモザイク
10km四方あたり ¥4,000
たくさんの方にお気軽にお求めいただけるように、10km四方あたり¥4,000の価格設定にしております。
4
データをすぐにダウンロード
今までの販売サイトではデータ提供までの時間にばらつきがあり不規則でしたが、PALSAR-3 5mモザイクでは決済後すぐにダウンロード可能。オンラインで必要なデータがすぐに手に入ります。(※PALSAR-3 標準プロダクトの提供時間は別になります。)
主な仕様
・ALOS-4/PALSAR-3(SM1モード、HH+HV偏波)を使用
・L2.1オルソデータをもとにした5m解像度・オルソ補正済みデータを提供
・複数シーンを接合, 広域から任意の場所を指定・取得可能
詳細については以下のファイルにてご確認ください。
購入方法
お支払い方法はクレジットカード決済のみとなります。
データを検索
Tenchijin EO Marketにて欲しい衛星データを検索。
決済
購入ページから必要な情報を入力して決済を完了します。
即日ダウンロード
決済後、マイページからデータダウンロードできます。
PALSAR-3 標準プロダクト
衛星データ解析に慣れた方のためにJAXAから提供されるPALSAR-3データをそのままご提供
1
地図上で簡単検索
Tenchijin EO Marketにアクセスし、取得したいデータを検索・選択しユーザへご提供します。
2
JAXAから提供されるPALSAR-3データをそのまま提供
PALSAR-3 5mモザイクが日本の一部地域限定なのに対し、こちらは全世界のデータを取得可能。また、干渉SARに利用可能なSLCデータも取得可能です。
購入可能なデータの詳細については以下のファイルにてご確認ください。
3
お求めやすい価格
PALSAR-3 標準プロダクト
1シーンあたり ¥39,800
たくさんの方にお気軽にお求めいただきやすい価格設定にしました。
購入方法
お支払い方法はクレジットカード決済のみとなります。
データを検索
Tenchijin EO Marketにて欲しい衛星データを検索。
決済
購入ページから必要な情報を入力して決済を完了します。
データ準備
数日〜2週間程度でデータを取得、お客様へ提供します。
納品
準備ができましたらメールにてご連絡。マイページよりDLしてください。
Use Cases
ALOSシリーズ/LバンドSARの活用事例
©JAXA
防災
噴火直前の変位をつかみ、事前の安全対策に活用
2015年6月、神奈川県・箱根山で観測史上初の噴火が発生しました。噴火前後のALOS-2画像を元に干渉解析を行ったところ、大涌谷を中心とした200mほどの範囲で隆起が起きていることが確認され、その中心が5月に噴気異常を起こした温泉供給施設の場所と合致。その結果、噴気異常と地表の変位が関連していると判断できたため、大涌谷への全面立ち入り禁止が決定。噴火が起きた場所の直前の変位を衛星観測によって捉えられたことで事前の安全対策を講じられました。
(出典元: ALOS-4 SOLUTION BOOK(JAXA) )
©JAXA
森林
伐採、炭素蓄積量を衛星から把握
ALOS -4にも搭載される LバンドSARは、雲の影響を受けにくい上、植生を透過する特性があります。そのため、雲に覆われることの多い熱帯雨林の観測に有効です。LバンドSARのHV偏波を用いれば、樹木の有無が判別できるため、森林分布やその変化の情報まで把握できます。さらに、HV偏波は森林の量的な情報を含むため、森林に蓄積された炭素量を推定できます。そのため、世界中の森林伐採の監視や地球温暖化を防ぐための政策決定にALOS-4が活用されることも期待されます。
(出典元: ALOS-4 SOLUTION BOOK(JAXA) )
©JAXA
インフラ
道路維持管理の高度化・効率化
現在、道路の維持管理は主に車両や徒歩による巡回や構造物ごとの定期点検にて行っており、コスト(人・時間・費用)の面から、より効率的な維持管理が課題となっています。そこで、国土技術政策総合研究所道路構造物研究部及び東京大学ではALOS-2 を活用し、道路の潜在リスク抽出において汎用的な計測手法によるデータと比較し、衛星 SAR 画像データの適用性を検証。その結果、一連の区間における路面の沈下量について広域を対象とした変状把握のスクリーニングとしての有効性が示唆されました。
(出典元: ALOS-4 SOLUTION BOOK(JAXA) )
©JAXA
河川氾濫
緊急観測から浸水域を抽出
梅雨前線の活動の活発化と小さい低気圧の通過にともない、2020年7月3日から続いた豪雨によって、熊本県を中心に河川の氾濫や土砂災害の被害が発生しました。国土交通省からの要請に基づき、7月4日13時13分頃および7月5日0時4分頃(いずれも日本時間)にALOS-2搭載のLバンド合成開口レーダ(PALSAR-2)による緊急観測を実施。観測データから推定した浸水域を国土交通省などの防災関係機関等にデータを提供しました。
(出典元: ALOS 利用促進プロジェクト「だいち2号」による2020年7月九州豪雨の緊急観測結果について(JAXA) )
©JAXA
地震
能登半島地震における緊急観測
2024年1月1日16時10分頃に能登半島で発生したマグニチュード7.6の地震について、JAXAは国内防災機関等からの要請に基づき、ALOS-2搭載の合成開口レーダ(PALSAR-2)よる緊急観測を行いました。地震発生前後の2つの衛星画像にそれぞれ色を付け、それらを重ね合わせることにより変化があった箇所を抽出。土砂災害の発生が推定される箇所を発見し、防災関係機関に提供・ヘリコプターによる調査などに活用されました。
(出典元: 宇宙からの災害状況把握(JAXA) )
ALOS-4
だいち4号はLバンド合成開口レーダにより地球を観測する人工衛星です。
「だいち4号」について
だいち4号は、2024年7月1日に、H3ロケット3号機によって種子島宇宙センターから打ち上げられた、JAXAの人工衛星です。高い解像度を保ちながら広域観測を実現したLバンド合成開口レーダー(SAR)を搭載して地球を観測しています。
合成開口レーダ(SAR)を使って観測
合成開口レーダ(SAR)は衛星のアンテナから電波を送り、返ってきた情報から地球表面の様子を把握します。また、自身が送信する電波を使うため太陽光を必要とせず、夜でも観測ができます。用いる電波も雲や雨を通り抜けることから、悪天候でも観測が可能です。
安定して地面の動きを捉える
だいち4号はLバンドという日本が継続的に開発してきたセンサを使用しており、他のSAR衛星が多く使うXバンドやCバンドと比較して、植生への透過性が高く高い干渉性を持ちます。これにより、森林が多い日本でも安定して地面の動きをとらえることができます。
(出典元:サテナビ(JAXA))
観測モードの主要諸元
| 観測モード | スポットラ イトモード | 高分解能3mモード | 高分解能6mモード | 高分解能10mモード | 広域観測 モード | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 観測幅 200km | 観測幅 100km | フルポラリ メトリ観測 | 観測幅 200km | 観測幅 100km | フルポラリ メトリ観測 | 観測幅 200km | 観測幅 100km | フルポラリ メトリ観測 | ||||
| 分解能(m)※1 | レンジ | 3 | 3 | 3 | 3 | 6 | 6 | 6 | 10 | 10 | 10 | 25 |
| アジマス | 1 | 3 | 3 | 3 | 6 | 6 | 6 | 10 | 10 | 10 | 25 | |
| 観測幅(km)※2 | 35 | 200 | 100 | 100 | 200 | 100 | 100 | 205 | 100 | 100 | 700 | |
| 偏波数※3 | 1,2 | 1,2 | 1,2 | 4 | 1,2 | 1,2 | 4 | 1,2 | 1,2 | 4 | 1,2 | |
※1:赤道上のグランドレンジ面、入射角37度で規定する ※2:赤道上のグランドレンジ面で規定する ※3:偏波基底は直線(水平/垂直)とする
シーンのサイズ
| 観測モード | スポットラ イトモード | 高分解能3mモード | 高分解能6mモード | 高分解能10mモード | 広域観測 モード | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 観測幅 200km | 観測幅 100km | フルポラリ メトリ観測 | 観測幅 200km | 観測幅 100km | フルポラリ メトリ観測 | 観測幅 200km | 観測幅 100km | フルポラリ メトリ観測 | |||
| シーン幅(km)※1 | 35 | 55 | 55 | 55 | 55 | 55 | 55 | 70 | 70 | 70 | 700 |
| シーン長(km)※2 | 35 | 70 | 70 | 70 | 70 | 70 | 70 | 70 | 70 | 70 | 355 |
※1:レンジ方向の距離 ※2:アジマス方向の距離
処理レベルの定義
| 処理レベル | プロダクト内容 |
|---|---|
| L1.1 | レンジ圧縮及び1ルックアジマス圧縮を行い、スラントレンジ上に投影した複素画像(振幅と位相の情報を含む)。 |
| L1.2 | 各種補正処理を施し、シングルビームでの観測相当に変換した信号データ。ユーザ自身で映像化を行う必要がある。 |
| L1.5 | レンジ圧縮及びマルチルックアジマス圧縮を行い、グランドレンジ上に投影した振幅画像(ジオリファレンス又はジオコード)。 |
| L2.1 | L1.5にオルソ補正を施したグランドレンジ振幅画像。 |